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COLUMN 05
これから変わる未来の暮らし

電力自由化で、電気の利用者が自分で電気を選べるようになると、エコにもつながると言われています。それは、使う人がより電気のことを意識し、今までよりもエネルギーに関する意識が高まるからです。それを後押しするスマート家電やHEMS(ヘムズ)といった電気を見える化する技術の開発が進み、家庭における電気の意識は大きく変わろうとしています。

電気を見える化するHEMS(ヘムズ)

電気を見える化するHEMS(ヘムズ)

従来、電気を意識するといっても「ついている電灯をこまめに消す」「冷暖房の温度を変える」といったことしかできませんでした。電気は目に見えるものではないので、その結果、どれだけ節電につながったかは、具体的には分からなかったのです。
それを、数値ではっきり見えるようにしたのがヘムズ(HEMS:Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム))です。
HEMSを導入し、電気機器をそのシステムにつなぐと、専用のモニタで電気の使用量をリアルタイムに確認できるので、家庭内のエネルギーを管理することができるのです。
HEMSは家電メーカーや通信事業者などがシステムを提供しており、インターネットを通じて外出先でも確認できたり、電気の使用量からスマート家電を自動制御するといった高機能なタイプも出てきています。

進化したエコ住宅ともいえるスマートハウス

進化したエコ住宅ともいえるスマートハウス

構造や使用する材質で省エネを実現するエコ住宅に対し、太陽光発電などで電気を発電し、HEMSによるネットワークでエネルギーを管理、最適化するのが、スマートハウスです。
もちろん省エネにもつながりますが、スマートハウスは発電の機能も持っているため、電気の利用量を時間や場所、環境によって最適化することで、より電気を有効活用できるという側面も持っています。

HEMSにつながるスマート家電

このように、HEMSのネットワークにつながる機能を持つ家電をスマート家電といいますが、最近では、スマートフォンで制御できる家電のことも、そう呼ぶことが多いようです。スマートフォンで制御できるすべての家電がHEMSにつながるわけではありませんからスマート家電をHEMSでの利用をみすえて購入する際には、しっかりとした下調べが必要です。

これからの新エネルギー

スマートハウスの機能のひとつである太陽光発電をはじめ、一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇しないエネルギーのことを再生可能エネルギーと呼びます。
石炭や石油、天然ガスは、当然使えば消費されてなくなってしまいます。そこで近年注目されているのが、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスといった再生可能エネルギーです。
太陽光、風力、水力、地熱は、利用したからといって無くなるという性質のものではありません。
太陽が出れば太陽光発電で電気を作れますし、風が吹けば風力発電のタービンが回って電気をためてくれます。
バイオマスは、広義では「有機物」という意味で、木材などを原料にすることも含まれますが、注目されているのは、私たちが生活する上で必ず出てしまうゴミを燃焼し、その熱を発電のエネルギーに変えることができるという部分です。
大手コンビニエンスストアでは、調理後の廃油で発電をするという取組みもあるようです。これもバイオマス発電のひとつです。
ただし、再生可能エネルギーには不安定な供給、比較的割高な発電コスト、低いエネルギー効率、燃焼に伴う二酸化炭素排出など、課題がある点にも留意が必要です。

自動車が電気で動く時代、私たちの暮らしの中で電気を動力として動くものは、今後ますます増えていくと考えられています。暮らしの中で電気を意識し、それを作りだすエネルギーについて知ることは、これからの未来を考えることにもつながっていくのです。

文責:株式会社ピーエー
このコラムに掲載の情報は2016年2月時点のものです。